
納豆二日目、今日こそ食ってやる。畑のお肉を私の肉にするために。
昨日はやはり匂いにやられてしまったので、ネギをたっぷり載せて、生卵を入れてみる。これで少しは糸も匂いもマシになることだろう。作戦は大当たり。これならばギリギリ口に運べるかな?
昨日のは逃げたんじゃない、撤退して様子を見ただけだ。戦争は続いてるんだと言い聞かせてお茶碗を用意する。
糸を引いた箸はちゃんと捨てれるように割り箸でトライ!この糸を引く感じが好きになるためにはきっと生まれ変わらないと無理なんだと思う。それにしてもこの滑りが許せない、トロロだったら食べられるのに不思議なもんです。
昨日は完全に匂いにノックアウトされてしまったので今日はその対策をしっかりしてみよう。まずネギをたっぷり載せる。日本人ってやつはなんでこんなにネギが好きなんだろうね。次いで生卵を入れてみる。これで少しは糸も匂いもマシになることだろう。

がっちり気合をいれてぐるぐるかき混ぜる。
程度がわからないが10分程かき混ぜた。納豆は混ぜれば旨くなるらしいが本当なんだろうか?
白いご飯にざっぱっとかけて、チャレンジ開始。剣達人どうしの戦いのようににらみ合ったまま数分を過ごす。匂いの守りが弱まったヤツには昨日ほどの威圧感は無い。

パクり・・・・・・生まれて初めてまともに味わった納豆の感想は、”苦い”です。
あと、やっぱり臭い。
ひき割りの砕かれた豆のぶつぶつ感と粘りとトロみが私をゲロロ軍曹に変えようとしています。もったいないお化け出てもいいから捨てようかと本気で悩んで、二口目。
初めて納豆を食べた人を思ふ。
きっと極度の食料難だったのだろう。
それは雨も降らない夏の最中、これが家族の最後の食料の豆だった。煮豆にして皆で分けて食おうと思ったのに、一時もせぬまに腐り始める。
コレを食わねば食わねばという環境できっと食べたのだろう、糸を引きながら。コレ腐ってるとも皆が互いに気を使って言わない空気の中で分け合ったのだろう。
ナマコに初めてチャレンジした人の勇気にも感服するが、納豆を食した瞬間は、腐り系食物がいけるタイプか、そうでないかをニ分した分岐点だったといえるだろう。これを笑いながら外国人に勧めるやつは鬼だと思う。
アルコールもそうらしい、結局は痛んだ食物を食べても大丈夫なように身体が対応した結果だと聞く。だからそのような食物環境になかった人、古来の食風では無い人はアルコールに弱いという話もある。残念ながらアルコールは大好きなので私はオールドタイプなはずなのに。。。
しかし、よくよく考えればこの卵やネギ、ノリの大量投下は納豆を増量させているだけじゃないのか?傍から見ればものすごい納豆好きな人のようだ。
3口目。少し涙が出てきた。すでにおなかが一杯だ。
だまって醤油を大量投下。

それからどれだけの時間がかかっただろう・・・気が付けば1時間半程か、お茶碗一杯のご飯を何とか完食することができた。
たった一杯のご飯なんだが、これほどの満腹感を味わったのは始めてた。満足感はまったく無いけどね。
とはいえ、なんとか納豆は食えた。豆類に人類は勝利したことを確信できたことは満足だ。
ごちそうさまでした。
【写真上】
くめ納豆 国産ひきわりミニ2(6個入)
*当ブログは納豆に何らの恨みも憎しみもございません。